ステロイド外用薬の長期使用による副作用
ステロイド外用薬、ステロイド剤とは、何でしょう?
怖い薬って思っていませんか?
そうです。使い方によっては怖い薬になってしまうことがあります。
ステロイド外用薬は、長期に渡って使用する場合に、副作用が出ることがあるようです。
でも、正しく使うと良い薬なんですよ。
私は、顔へのステロイド外用薬の長期使用により、副作用が出てしまったことがあります。
症状は、湿疹が繰り返し出て、次第に顔が真っ赤になりました。
その時の辛かった経験を書かせていただきます。
目次
春先の湿疹
私は、春先になると顔に湿疹が出てひどくなるということが、数年続きました。
毎年、A病院へ行き、飲み薬とステロイド外用薬をもらいました。
ステロイド外用薬は、市販されているようなチューブタイプの塗り薬です。
ステロイド外用薬を塗ると数日でキレイに治りました。
すぐに綺麗に治ったのでとても嬉しかったです。
すごくいい薬だと思いました。
そういうことが数年続きました。
そして、ある年のことです。
いつもと同じようにA病院へ行き、ステロイド外用薬をもらって塗りました。
やはり、数日でキレイに治りました。
でも、2週間ほどすると、また顔に同じような湿疹が出始めたのです。
塗り薬はまだたくさん残っていたので、ステロイド外用薬を塗りました。
すると、やはり数日でキレイに治りました。
そういうことが何度か続きました。
病院へ行かなくてもステロイド外用薬を塗れば治るので行きませんでした。
でも、こんなこと続けていて大丈夫なのかと心配になってきました。
また、湿疹が出始めたので今度は病院へ行きました。
先生
「前に出した塗り薬を塗ってもらっていいですよ。
飲み薬も出しておきますね。」
顔が赤くなる
また同じ薬を塗り、飲み薬を飲みました。
同じようなことを繰り返していたら、だんだん顔が赤くなってきました。
急いで病院へ行きました。
先生 「同じ塗り薬を毎日塗って下さい。飲み薬は2週間出しておきます。」
私 「薬変えなくていいんですか?」
先生 「同じ薬で大丈夫です。」
同じ薬を塗って大丈夫なの? と不安になりました。
でも、顔の症状の時はこの先生がいいという評判でした。
だから、先生の指示に従って同じ薬を塗りました。
ところが、2週間経っても顔の赤みは消えません。
薬の副作用じゃないの? と不安になりました。
サリチル酸導入
病院へ行きました。
先生
「塗り薬をもう少し塗り続けて下さい。飲み薬も2週間出しておきます。
あと、自費診療になりますが、アサガオ3さんには、
サリチル酸導入をお薦めします。」
詳しい説明は忘れていしましましたが、
【サリチル酸導入とは、肌への刺激が少ないピーリング】
とうような説明だったと思います。
どうしようか悩みましたが、サリチル酸導入しか良くなる方法がないのかと思いました。
私 「今、こんなに顔が赤い状態でサリチル酸導入をして大丈夫なんですか?」
先生 「肌トラブルがあっても出来るものなので大丈夫です。」
1週間後にサリチル酸導入を受けることになりました。
費用は3,000~4,000円ぐらいだったと思います。
サリチル酸導入は、先生ではなく、スタッフの人が最初から最後まで対応してくれました。
先生と対面することはありませんでした。
そして、サリチル酸導入終了後に
スタッフの人
「次の予約はいつされますか?」
私
「え? まだ受けないといけないんですか?
先生からは何も聞いていませんけど。 」
スタッフの人
「続ける方が効果ありますから、続けられる方が多いですよ。」
私
「ちょっと考えます。」
サリチル酸導入の効果は全くありませんでした。顔は赤いままです。
先生の診察も説明もなく、当たり前のように次の予約を聞いてこられたことに
憤りを感じました。
A病院へ行くのを辞める
先生の指示通りに薬を塗って、副作用のような症状が出ているのに、まだ同じ薬を使わせる先生。そして、高額な自費診療のすすめ。
何もかもが納得できないことでした。
とうとう、この病院に対する不信感が積もり積もってしまいました。
ついに、病院へ行くのを辞める決断をしました。
もっと早くに気付くべきでした…
そして、真っ赤になった顔とかゆみに耐える日々。
本当に辛かったです。
B病院へ行く
約1年後、きっかけは忘れてしまいましたが、B病院へ行くことになりました。
2か月ほどかかりましたが、随分、顔の赤みが薄くなり、かゆみもなくなりました。
B病院の先生には、本当に感謝しています。
ちなみに、B病院の先生の見解では、肌に炎症がある場合に行うサリチル酸導入は
肌に悪いので、更に悪化した可能性があるそうです。
先生によって考え方が全く違うことに驚きました。
まとめ
1.皮膚に炎症があり、ステロイド外用薬を使用する必要がある場合は、
・ステロイド外用薬は、調合出来るものがあります。
薬を調合した処方箋を書いてくれる先生を探して下さい。
・先生の治療方針を確認して、納得出来れば治療をすすめましょう。
・強いステロイド外用薬を長期間塗る時は注意が必要です。
2.ステロイド外用薬の使用について
・最初は強い薬を使い、症状が良くなってくればだんだん弱い薬を使います。
・強い薬の副作用を恐れて、最初から弱い薬を使って長期間塗る方が
良くないそうです。
・ステロイド外用薬は正しく使用すると短期間で症状が改善するので、
怖くありません。必要な薬です。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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