高齢者の免許返納
こんにちは。
昨日、ニュースで高齢者の車の事故を見てショックを受けました。
不運にも被害に遭われた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
またお怪我をされた方々にお見舞い申し上げます。
私の父は、昨年、車の免許を返納しました。
年齢は、70代前半です。
私達家族は、数年前から父が車の運転をすることに危険を感じていました。
「危ないから車の運転辞めた方がいいんちゃう？」
と何度となく言っていましたが、父は運転を続けました。
何故、父は運転を続けたのでしょう？
その理由は、車の免許を返納すると困ることがたくさんあるからです。
いままであたり前だったことが出来なくなるということは、とても辛いことです。
父の場合、足が少し悪いし、バランス感覚がないので自転車も無理です。
どこかに出かけようと思っても、車がないと歩いていくか、公共交通機関を利用することになります。
公共交通機関を利用するということは、お金もかかります。
タクシーは高いですね。
バスは不便です。
電車は乗るまでが大変です。階段がありますから。
普段の生活に必要な買い物で、重いものは困ります。例えば、お米とか。
病院も少し遠いので、車がないと不便です。
だから、父は運転を続けました。
でも、去年、体調を崩して入院したんです。
数か月経って自宅に帰ってきた時には、
車のバッテリーが上がってしまったようで、車が動かなかったんです。
その時に父は突然、「もうこの車あかんから、車を廃車にして運転も辞める」
と言い出したんです。
すぐに、長い付き合いの車の営業さんに電話をして、車を引き取りに来てもらいました。
そして、父の車は車屋さんに引き取られていきました。
実家の車庫からは、父の車は消えました。
少し寂しい気もしますが、父はよく決断してくれたと感謝しています。
恐らく父は、入院したことによって心身共に弱っていたんだと思います。
でも、幸い、そのおかげで、車の運転を辞めることが出来て良かったです。
何か事故があってからでは遅いですから…
皆さんの周りに、車の運転が危険だと思われる方はいらっしゃいますか？
もし、いらっしゃったら、ぜひ、車の運転を辞めるように声をかけて下さい。
事故は一瞬、後悔は一生続きますから。
高齢者の方で運転が危険だと自覚されている方は、無理をしないでほしいです。
車がないと不便なのは、とてもよくわかります。
だから運転を続けてしまうんですよね？
自分は大丈夫と思いたいでしょうが、もし、事故をおこしたら・・・
ということを考えてみて下さい。
高齢者の方が免許を返納しても、
生活に困らないような世の中のなればと願います。
読んで下さってありがとうございました。
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